ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

衆院福岡6区補選を見ててやっぱり生まれって大事なんだなぁと思った話

鳩山邦夫氏の死去に伴う衆院福岡6区補選(10/23投開票予定)が何だか騒がしい。

自民党の中央の人たちは邦夫氏の次男で出馬表明をした現福岡県大川市長の鳩山二郎氏を推薦する方向だとか。

一方で党の福岡県連は県連会長の長男の蔵内謙氏の公認を申請してるとのこと。

邦夫氏が属していた自民党の勉強会「きさらぎ会」の幹部は「後継者は二郎氏しかいない。県連の決定は納得できない」と述べ、邦夫氏の夫人も「(邦夫氏は)後を継いでもらえるなら(二郎氏に)やってもらいたいと言っていた」と語ったそうだ。

党本部と県連の分裂含みの選挙となりそうだーーーーー

と、新聞等で報道されているのはこんな感じです。

大名かよいつの時代だよ選挙区民は臣下かよ

僕の様な一般庶民からしたらなんだかとても図々しい話だなぁという感想です。

鳩山二郎氏については、「鳩山邦夫家」の後継者という意味ならそれはまぁ合ってるんでしょうけど(長男の意向は別にして)、福岡6区の後継者と言われると「え?」と思いますよね。「お前は大名か!」とツッコミの一つも入れたくなります。選挙区は誰のものかと言えばやはりそこに暮らす人たちのものであって、特定の個人(家)のものではないと思うのですが違うのでしょうか。第一、二郎氏が出馬するとなると大川市長はどうなってしまうのでしょう。任期途中で辞任するんでしょうか。大川市民はどうなってもいいのかな?室伏広治なら持てる力を振り絞りハンマーを放り投げることを良しとされますが、市長に放り出される市民、これはいけません。

古賀政男最後の弟子

ところで大川といえば家具ですね。あとは栄作。「さざんかの宿」の人です。ウィキペディアで見たら特技はタンスかつぎだそうです。地元の特産品をアッピールするあたり何とも郷土愛に溢れた人柄が窺えます。ちなみにこのタンスかつぎ1984年を最後に公の場で披露することを封印していたそうですが、2006年に新曲のキャンペーンに伴って解禁したようです。誰ですか?封印するほどの特技かよと意地の悪い見方をしているのは。あと22年後に解禁とか中途半端やなぁというdisりは許しませんよ。なにしろ栄作です。僕らの世代からしたらスターどっきりマル秘報告でお色気ドッキリにニヤニヤしているおっさんなんです。スタァなんですよ。ちなみに師匠の古賀政男氏も大川出身のようです。

ザ・ロッカーズ

大川出身といえば陣内孝則さんもそうですね。

何人もいる秘書のうちの一人ってことはつまりボンボンか

 一方、党県連が推薦する蔵内謙氏。一般には馴染みのない方だと思われます。僕も全く知りません。おそらく県連会長という偉~い人の息子さんだから推薦しとこうぜ?って感じなのでしょうか。もっと言えば「ワシの息子。アレ今度国会議員になるチャンスあるじゃん?公認はよはよ」そういうやりとりがどこかの料亭風のしょぼくれた料理屋で一献傾けながらあったのでしょうか。きっといいお酒なのでしょうが、とても臭くて庶民の舌にはあわないのではないかな、とも思います。そう考えるとあんなマズいものを平気でかどうかは知りませんがパクつかなきゃならないとは高貴な生まれというのもそれはそれで大変なんだなぁともののあはれを感じます。

ウェブはバカと暇人のもの 

と書いたのは中川淳一郎さんですが、それ風に言うと政治家は「バカと2世のもの」ということになるのでしょうか。宮崎なんちゃらさんとか上西なんちゃらさんとかああいう本物のバカかあとは鼻が曲がるくらいの悪臭を放つ“高貴なお生まれ”でないとなかなかハードルは高いのでしょうか。それならせめて選挙民くらいは賢くありたいものですね。